岐阜県海津市にある千代保稲荷神社、通称“おちょぼ稲荷”は、商売繁盛や金運上昇のご利益を願う人々で賑わう人気スポット。その参道には約120軒もの商店や屋台が並び、串かつや草餅など食べ歩きグルメを楽しむことができます。本記事では「おちょぼ稲荷商店街の営業時間」や「駐車場・アクセス情報」、そして訪れたら必ず食べたいおすすめグルメをご紹介。
おちょぼ稲荷は年間を通して多くの参拝客が訪れる人気スポットですが、特に月末の「月越し参り」や正月三が日には全国各地から観光客が集まります。昼間はにぎやかな商店街、夜は提灯の灯りに照らされた幻想的な参道と、時間帯によって異なる雰囲気を楽しめるのが魅力。春の桜や秋の紅葉など、季節ごとに異なる表情も見逃せません。
おちょぼ稲荷商店街の営業時間は？月末限定の深夜営業もチェック！
おちょぼ稲荷（千代保稲荷神社）の参道には約120もの商店や屋台が並び、串かつや草餅など多彩な“食べ歩きグルメ”が楽しめます。ただし気になるのが「営業時間」。観光や参拝を計画するうえで、訪れる時間帯を間違えるとせっかくの名物グルメに出会えないこともあります。ここでは 通常営業と月末の特別営業、さらにシーズンごとの違いについて詳しく見ていきましょう。
通常営業
普段のおちょぼ稲荷商店街は、朝9時から夕方17時頃まで営業する店舗が多いのが基本です。串かつで有名な「玉家」や草餅の「大福屋総本家」など、人気店もこの時間帯を中心に営業しています。
ただし、ここで注意したいのが「売切れ次第終了」という点です。特に草餅や大学いもといった商品は観光客に大人気で、午前中に完売してしまうことも少なくありません。旅行の途中で立ち寄る予定がある方は、 午前中の早めの時間帯 に訪れるのがおすすめです。
また、土産物店や雑貨屋は飲食系の店より少し長めに営業している場合もありますが、全体的に17時を過ぎると閉まる店が多くなります。
夜通し営業「月越し参り」
おちょぼ稲荷ならではの魅力といえば、毎月末日に行われる「月越し参り」に合わせた 深夜営業 です。これは前月の感謝と翌月のお願いをする行事で、多くの参拝者が夜遅くに訪れます。それにあわせて参道の屋台や商店も普段より長く営業し、深夜0時頃までにぎわいが続きます。
串かつやどて煮の店はもちろん、大学いもや餃子専門店もこの日だけは深夜までオープン。普段は見られない夜の参道が提灯や看板の灯りで彩られ、昼間とは一味違った活気に包まれるのが特徴です。
正月や大祭シーズン
さらに、正月三が日や春・秋の大祭シーズンには、商店街の雰囲気が大きく変わります。県内外から数十万人が押し寄せるため、参道には屋台が増え、商店の多くが 夜通し営業や臨時拡大営業 を行います。普段は夕方で閉まるお店も、早朝や深夜まで営業を延長するケースがあり、縁日のようなにぎわいを体験できるのが魅力です。
ただしその分、混雑は避けられません。行列必至の串かつ店や草餅の人気店を狙うなら、やはり早めの時間が狙い目です。
異なる営業時間に注意
最後に覚えておきたいのは、すべての店が同じ時間に営業しているわけではないということです。例えば胡麻スイーツを扱う「ごまの蔵」は10時～17時、川魚料理の老舗「いなりや」は11時～15時といったように、営業時間が短めの店もあります。公式サイトや店舗のSNSを事前にチェックしてから訪れると安心です。
このように、通常は朝から夕方まで、月末や正月は深夜営業もあり というのが、おちょぼ稲荷商店街の基本的な営業スタイルです。昼間のにぎわいと、月末の夜ならではの幻想的な雰囲気、両方を体験できるのがこの参道の大きな魅力といえるでしょう。
リアルタイム混雑状況やアクセス
年間100万人以上が参拝に訪れるおちょぼ稲荷。食べ歩きや参拝をゆっくり楽しむためには、駐車場とアクセス方法を事前に知っておくことが大切です。特に土日祝や月末は周辺道路も大変混み合うため、スムーズに到着できるルートや混雑を避ける時間帯を押さえておきましょう。
混雑状況の確認方法
イベント時、月末、年末年始、平日、土日祝日と混雑の仕方は多種多様となっておりますが、簡単な方法はXを確認することです。
「おちょぼ稲荷 混んでる」などのポスト検索により、混雑している時間帯などが見えてきます。Google検索でもリアルタイム混雑状況が分かるようになっていて、グーグルマップなども使いながら混雑回避していきたいですね。
しかし、イベント時や年末年始の混雑は調べるまでもなく混雑が確定しているので、時間帯をずらして行くことが最適解となります。混雑を回避して快適に過ごしましょう。
駐車場は無料が基本
神社には参拝者向けの 無料駐車場が2カ所 用意されています。東口大鳥居の駐車場は約50台、南口大鳥居の駐車場は約20台が駐車可能で、いずれも参道に近いのが魅力です。
ただし、いずれもキャパシティはそれほど大きくないため、特に土日祝の昼前から午後にかけては満車になることが多く、駐車待ちの列ができてしまいます。そのため、午前中の早めの時間帯 に到着するのがおすすめです。
もし無料駐車場が満車の場合でも、参道周辺には多数の有料駐車場があります。料金は1回300円～500円程度が目安で、係員が案内してくれるので安心して利用できます。月末の「月越し参り」の際には臨時駐車場が設けられることもあります。
車での行き方
車で訪れる場合、最寄りのICは 名神高速道路「大垣IC」から約15分、または 安八スマートICから約10分 です。ICを降りると周辺には案内看板が出ているため、初めて訪れる人でも比較的わかりやすいのが特徴です。
ただし月末や正月三が日などのピーク時には、周辺道路が渋滞しやすく、通常より到着までに時間がかかります。ナビアプリを使って裏道をチェックしておくとスムーズです。
公共交通機関
公共交通機関を利用する場合は、名鉄線「笠松駅」や養老鉄道「美濃本郷駅」からバスを利用するのが一般的です。ただし直通の公共バスは少なく、タクシーや乗合タクシーを使う必要があるため、車に比べると少し不便に感じるかもしれません。観光で訪れる場合はレンタカーを利用する人も多いです。
一方、月末の「月越し参り」では夜遅くに訪れる人が多いため、車でのアクセスがほとんど。公共交通機関での訪問は難しいため注意が必要です。
混雑を避けるためのポイント
せっかく訪れるなら、できるだけ混雑を避けて快適に楽しみたいものです。おすすめは以下のタイミングです。
- 平日午前中：駐車場も空いていて参道も比較的ゆったり歩ける
- 土日祝でも朝10時前：昼前になると一気に混雑が始まるため、その前に到着するのが理想
- 月末参りは深夜帯を避ける：最も混み合うのは23時～翌1時。少し早めに訪れるか、翌日の午前中を狙うと落ち着いて参拝できます
また、混雑するシーズンは周辺の飲食店で待ち時間が発生することもあるので、食べ歩きを目的にするなら 午前中にグルメを楽しみ、午後は参拝に回す と効率よく動けます。
このように、おちょぼ稲荷神社を訪れる際には、無料駐車場を優先しつつ、混雑時は有料駐車場や臨時駐車場を活用するのがポイントです。車でのアクセスが最も便利ですが、混雑を見越した時間設定が大切になります。事前にアクセス情報を押さえておけば、参拝も食べ歩きも快適に楽しめるでしょう。
商店街で味わいたいおすすめグルメ
参拝の楽しみのひとつといえば、やはり「食べ歩き」。おちょぼ稲荷の参道には約120の商店が並び、串かつやどて煮、大学いも、草餅など、ここでしか味わえないご当地グルメがずらりとそろっています。初めて訪れる方は「どこで何を食べよう？」と迷ってしまうほど。ここでは、訪れたらぜひ味わってほしいおすすめグルメをジャンルごとに紹介します。
串かつとどて煮
おちょぼ稲荷といえば、まず外せないのが 串かつ です。参道には数軒の串かつ店があり、どの店も揚げたてを手軽に楽しめます。特に有名なのは「串かつ 玉家」。ラードで揚げた香ばしい串かつと、濃厚な味噌で煮込んだどて煮が1本110円から味わえ、行列ができる人気ぶりです。
ほとんどの人は店先で立ち食いを楽しみますが、店内に入れば豪華な輪島塗のテーブルで食べられるという特別感もあります。さらに、運が良ければ金色の衣装をまとった名物社長に会えることもあり、食べるだけでなく縁起も担げる のが魅力です。
草餅や大学いもなど
食べ歩きの合間に味わいたいのが、地元名物の 草餅。参道の「大福屋総本家」では、地元で採れたよもぎを練り込み、つきたての餅に北海道産あんこを包んだ草餅を販売しています。香り高いよもぎと優しい甘みのあんが絶妙で、売切れ必至の一品です。お土産にも人気ですが、当日中に食べるのが一番美味しいと評判です。
もう一つの名物が「芋にいちゃんの店」の 大学いも。外はカリカリ、中はホクホクのさつまいもに水飴を絡めた独特の食感で、リピーターが絶えません。飴を冷やす「カラカラカラッ」という音が参道に響くと、つい立ち寄りたくなる魅力があります。
個性派グルメやスイーツ
定番だけでなく、少し変わり種のご当地グルメもおちょぼ稲荷の楽しみのひとつです。
「餃子工房いろどり」では、油揚げを餃子の皮に見立てた 稲荷餃子 が人気。ジューシーな肉あんを包んだ一品は、ここでしか味わえないユニークなグルメです。
スイーツ好きには「ごまの蔵」の 胡麻ジェラ がおすすめ。濃厚な黒ごまの香ばしさを楽しめるアイスは、食べ歩きの途中で一息つきたいときにぴったりです。
さらに「いなりや」では、老舗うなぎ店が開発した 川うなりプリン が話題。卵黄や卵白だけを使ったプリンに、うなぎのタレを数滴たらして食べるという斬新なスタイルで、甘さとコクのバランスが新鮮な味わいです。
マナーを守って楽しもう
おちょぼ稲荷商店街の魅力は、さまざまなグルメを少しずつ楽しめることにあります。ただし、混雑する参道では 「歩き食べは禁止」。買ったらお店の前やイートインスペースで味わうのが基本的なマナーです。ゴミの持ち帰りや喫煙マナーも守り、気持ちよく食べ歩きを楽しみましょう。
このように、おちょぼ稲荷の参道グルメは、定番から個性派まで幅広くそろっています。参拝とあわせて食べ歩きを計画すれば、旅の満足度はぐっと高まること間違いなしです。
まとめ
おちょぼ稲荷商店街は、通常は朝9時～夕方17時頃まで営業し、月末や正月には深夜営業も楽しめる特別な参道です。駐車場は無料・有料を含め複数あり、混雑を避けるなら午前中の訪問がベスト。食べ歩きでは定番の串かつや草餅はもちろん、大学いもや稲荷餃子、胡麻スイーツなど個性的なグルメも見逃せません。マナーを守りながら参拝と食べ歩きを楽しめば、おちょぼ稲荷でのひとときがより思い出深いものになるでしょう。
